皆様こんにちは!
今回は入試の最頻出事項である多義語について述べていきたいと思います。
多義語とは
- ✓1つの単語で複数の意味をもつもの
- ✓品詞によって意味が変わったり
- ✓付く前置詞によって意味が変化するもの
というものです。
以上より、〇〇の意味は△などのように一問一答のように1つの意味だけを覚える方法だと入試でコケてしまうかもしれません。
このようなことから受験生を惑わせることのできる多義語が入試で多く出題されるのも納得できます。
しかし、逆にいえば多義語を完璧にできれば他の受験生に差がつけられるともとれます。
なので今回は冒頭でも記述した通り、多義語の中でも最頻出なものを厳選してお伝えしていきたいと思います。
account
accountは入試のなかでも最頻出なものです。しっかり身につけるようにしよう。
語源
ac-(へ、に)+count(数える)
意味
account(名)「①勘定書,請求書 ②考慮③報告,記事 ④(銀行)口座」
・account for A「Aを説明する」=explain A
・account for A「A(割合など)を占める」=make up A
take A into account = take account of A = 「Aを考慮に入れる」
on account of A「Aのために,Aの理由で」=because of A
例題
・How do you account for this environment?
①explain ②take account for ③encounter ④investigate
① 言い換えが頻出です。
和訳:この状況をどのように説明しますか。
・We must take his situation into account.
①care ②explanation ③consideration ④idea
③ 上記でも説明していますが、take account of A も同意です。
和訳:私たちは彼の状況を考慮に入れなければならない。
・He retired early ( ) ill-health.
①ahead of ②on account of ③ahead of ④in front of
② ~のために、~の理由で = because of ~
和訳:病気のせいで彼は早い時期に引退した。
余談ですが、because of は1つの前置詞のように扱う句前置詞というものに分類されます 「Aの理由で」の意味の句前置詞はbecause of A を含めて4つあります。
詳しくは今後別記事にまとめることにします<(_ _)>
case
caseもaccountと並んで超頻出なのでしっかり覚えておくべきです。
語源
case(起こったこと)caseは語源どおり、事例 や 症例といった意味になっているので語源から覚えると定着しやすいかもしれません。
意味
case(名)「①場合 ②事例 ③真相,実情 ④症例,実情 ⑤主張」
in any case(接)「どんな事情でも,とにかく」
① in case ~「~する場合に備えて」
in caseで1つの接続詞と考える。※in caseの説中では,will,wouldは使うことができない
② in case ~ 「もし~なら(=if)」
※接続詞のin case が ifの働きをするのはアメリカ英語のみ
just in case「まさかの場合に備えて」
文章の文末に 「,」とともにくっつけて使います
例題
・That’s certainly the case with her.
①doubtful ②stored ③true ④clear
③ trueとの言い換え問題で頻出です。
和訳:そのことはきっと彼女の場合に当てはまる。
・( ) any case, you are not to watch television tonight.
①in ②with ③on ④at
① inがつきます。このような問題はよく出るので覚えましょう
和訳:とにかく、今晩はテレビを見てはいけません。
・万一の場合に備えて辞書を1冊持っていきなさい。
・___ ___ ___ ___, ___ ___ ___ ?
①just ②with you ③take a dictionary ④don’t you ⑤case ➅in ⑦ why
⑦-④-③-②, ①-➅-⑤
just any case は文末で使います。
charge
chargeは熟語が頻出です。 また、charge「料金」は公共料金やサービス料、手数料などのときに使われます
語源
charge(積む)
意味
charge(名)「①料金 ②責任,管理 ③非難,告発」
charge(動)「①…を告発する,(公的に)非難する ②(料金)を請求する,課す」
free of charge 「無料で」
take A in charge = take charge of A「Aを引き受ける,管理する」
(be) charged with A 「Aで告発される」
※charge「…を告発する」は受動態で使われることが多い
(be) in charge of A「Aを管理している,Aの責任がある」= (be) responsible for A
例題
・A certain is in ( ) of his ship and its crew.
①danger ②demand ③sight ④charge ⑤touch
④ (be) responsible for ~ で言い換える問題が多いです。
和訳:船長は彼の船と乗組員を管理している。
・We will do this free ( ) charge.
①with ②to ③by ④in ⑤of
⑤ 前置詞との組み合わせを覚えよう。
和訳:私たちは無料でこれをするでしょう。
・The man was charged ( ) theft.
①with ②by ③in ④on
① accuse A of B = AをBのことで告訴(非難)する。
blame A for B = BはAのせいだと言う。と意味は似ているが、前置詞が違うことに注意しましょう。
和訳:その男は窃盗罪で告発された。
face
faceといえば(名)で「顔や表面」というのが真っ先に思いつきますが動詞もあるので注意です。
意味
face A「(建物などが)Aに面している」
face A「Aに直面する,Aに立ち向かう」= confront A
※ (be) faced[confronted] with A「Aに直面している」もほぼ同意
また、faceは他動詞のため前置詞は必要ありません
face up to A = confront A
faceに up to をつけてもほぼ同意となります
in the face of A「Aに直面して,Aにもかかわらず」= in spite of A
lose face「面目を失う」
face to face with A「Aと向かい合って,直面して」
face to faceでひとかたまりの副詞句として扱います。
例題
・The bank ( ) the main street.
①is faced ②locates ③faces ④stands
③ faceは他動詞です。 ②はbe located on[in/at] A なら正解でした。
和訳:その銀行は大通りに面している。
・She faced enormous mental and physical challenges.
①confronted ②attacked ③laughed ④covered
① be faced [confronted] with A としてもほぼ同じ意味になります。
和訳:彼女は心理的・肉体的に大きな難題に直面した。
当てはまる前置詞を入れてください。
・He came face ( ) face ( ) a policeman.
(to) (with) talk with him face to face = 彼に直接向かい合って話をする。
上記でも記述していますが face to face でひとかたまりの副詞句です。
和訳:彼は警官と向かい合った。
品詞によって意味が変わる物
challenge
- face a challenge(名)「難問に直面する」
- challenge the theory(動)「その理論に異議を唱える」
- a challenging job(形)「やりがいのある仕事」
content
- the contents of the bag(名)「カバンの中身」
- be content with the result(形)「その結果に満足している」
※名詞と形容詞でアクセントが違います
(名) cóntent に対して (形) contént です。
発音時には注意しましょう!
sound
- The idea sounds great.(動)「その考えはよさそうだ」
- sound judgment(形)「適切な判断」
- be sound asleep(副)「ぐっすり眠っている」
いかがだったでしょうか?
同じ単語なのに違った意味をもっているものを全て覚えるのは大変ですよね(><)
しかし、覚えられれば他の受験生と闘える武器となります。
効率よく勉強して”英語”を身につけていこう! では(^o^)/